【SB】藤本監督の父が3日に死去・・・拒む父に贈った大型テレビ、届けられなかった宙を舞う姿
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ソフトバンクは4日、藤本博史監督の父嘉憲(よしのり)さんが3日午後5時44分、大阪府内で急性呼吸不全のため死去したと発表した。84歳。通夜・葬儀は近親者のみで執り行う。
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嘉憲さんは15年以上前に膵臓(すいぞう)がんの手術を受けた。近年も体調が優れず、転倒してけがをしてしまうこともあったという。そのため藤本監督は父に医療も整った介護施設に入るように家族とともに説得した。だが、職人気質の父は断固として拒否。理由の一つは「大好きな野球が見られなくなる」ということだった。 昨年、指揮を執ることが決まった藤本監督は拒む父をようやく説き伏せた。父が入る施設の個室には大型テレビを設置し、CS放送などにも加入。ソフトバンクの試合が全て見られる環境を整えたが、シーズン最終戦に敗れ、宙を舞う姿を見せることはできなかった。「今年こそは」の思いで新シーズンに臨んだが、開幕まもなく父は天へと旅立ってしまった。(小畑大悟) 去年優勝しとけば間に合ったやん
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