巨人が“魔の八回”に沈んだ。一挙6失点で痛恨の逆転負け。3連勝ならず、5位に転落した。

【写真】ベンチで覇気のない表情を見せる原監督 大久保コーチも不安げだ 1点リードで迎えた八回に登板したドラフト3位・田中千(国学院大)が誤算。

安打、四球で1死二、三塁から細川に逆転2点適時打を食らった。さらに次打者・石川昂には左翼へ2ラン被弾。“セットアッパー”を託されていた田中千は3戦連続の失点で、この日は5失点となった。

昨年も八回はイニング別防御率が最悪の4・34と泣きどころだった巨人。今季も八回は防御率6・21と課題を解消できず、鬼門となっている。

巨人OBのデイリースポーツ評論家・関本四十四氏は「中日ファンには悪いが、今日の負けは痛い。3-0でリードしていて、ここまで4本塁打だった相手にガン、ガンとまさかの2発だもんな。このショックは大きいと思うよ」と語った。