――「大きな夢を掲げ、心の土台をしっかりつくらなきゃ夢はつかめんばい。」とカレンダーにあります。昨年は夢をつかむための土台をつくれましたか?

新庄 土台という意味では、去年は全員を1軍のグラウンドでプレーさせて、自信をつけさせたかった。2軍では打てるけど1軍では打てない選手もいれば、その逆の選手もいるわけ。 それがはっきり見えたのが松本剛(ごう)君。松本君は2021年までは1軍の試合に出続けたシーズンが1回あっただけで、それ以外は1軍と2軍を行ったり来たりしていた選手だった。


――そうだったんですね。

新庄 でも、去年のキャンプが終わってオープン戦が始まった頃かな。俺が若い選手を見たくて2軍に行ったら、松本君がめちゃくちゃ悔しそうな顔をして涙を流してたのよ。その姿を見たときに「この選手は伸びる。必ずいい成績を残す」と思って。 それで開幕戦に4番で使った。そしたら、あれよあれよと首位打者。そういった選手の能力をひとりひとり引き出して土台をつくっていった年やったね。
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