地方公務員のなり手が集まらない――。

全国自治体の間で公務員試験への応募者の減少が共通の課題となっている。

日本経済新聞社が都道府県と政令指定都市に「大卒程度の一般行政職」の採用試験の競争率を尋ねたところ、2022年度の競争率が18年度より低下した自治体は7割に上った。

国や市区町村だけでなく民間企業とも競合するようになり、優秀な人材の獲得は激化するばかり。地方公務員の仕事の魅力の発信や、民間と併願し...