和歌山県は27日、今年12月に供用予定だった那智勝浦、串本両町境の八郎山トンネル工事で、内壁のコンクリートが規定より薄い施工不良があったと発表した。内壁は最低30センチの厚さが必要だったが、最も薄い部分で3センチしかなく、空洞も広範囲に広がっていた。請負業者2社の費用負担で補修工事などを行うが、供用開始は大幅に遅れる見込み。県の担当者は「ここまで大規模な施工不良のトンネル工事は異例ではないか」と話している。

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