4月に行われた小6と中3が対象の全国学力・学習状況調査の結果を、文部科学省が公表した。

小6の算数で、幅の等しいテープを直線で切ってつくった二つの三角形の面積についての問題の正答率が21・1%にとどまった。
テープの幅がそのまま二つの三角形の高さになり、底辺も等しいため「面積は等しい」というのが正解だが、
「高さが書かれていないため比べられない」とする誤答が16・8%を占めた。
正答を選択するだけでなく、理由を記述させるという意味で手順の多い出題であるとはいえ、
基本的な問題で、正答率がここまで低いのは衝撃的だった。
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