https://mainichi.jp/articles/20230804/k00/00m/020/186000c

 中古車販売大手ビッグモーターが自動車保険の保険金不正請求問題を巡り、8月中旬に取引銀行団と協議する方向で調整していることが4日、分かった。信用失墜による顧客離れで事業の先行きが極めて不透明になっており、問題について謝罪し取引継続を要請するとみられる。

 ビッグモーターの公式ホームページによると、取引銀行は三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行の3メガバンクのほか、創業の地の山口県岩国市に近い地方銀行の広島銀行や中国銀行が名を連ねている。ビッグモーターは店舗周辺の街路樹を枯死させるといった法令順守違反が疑われる行為も相次ぎ発覚。銀行側からは対応に苦慮する声も出ている。