旗振り通信(はたふりつうしん)は、江戸時代中期から明治期にかけての日本で、
米相場などの情報を伝えるために活用されていた、旗などを用いた通信システム(大型手旗信号の一種)である。

熟練した者によってスムーズに旗振りが行われた場合、1回の旗振りを約1分で行うことができたと考えられ、旗振り場の間隔を3里(12km)とした場合、通信速度は時速720kmということになる。
大阪から和歌山まで十三峠経由で3分、天保山経由で6分、京都まで4分、大津まで5分、神戸まで3分ないし5分または7分、桑名まで10分、三木まで10分、岡山まで15分、広島まで27分で通信できたといわれている[15]。

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