日本ハムに評価されていることが一番ありがたい
 
今季、国内フリーエージェント(FA)権を獲得した日本ハムの加藤貴之投手(31)が28日、秋季練習中のエスコンフィールド北海道で取材に応じた。27日に代理人と球団の間で3度目の交渉が行われた。まだ結論には至っていないと説明し「良い話し合いができて、良い言葉をもらった。そこは良かったなと思うし、うれしかった」と表情を緩めた。

「育ててもらって感謝している」

 残留を望む球団の熱意が、伝わってきた。交渉の経過を代理人から聞いた加藤貴は「ファイターズが評価してくれていて、そこが一番ありがたい。育ててもらって感謝している。そこはブレていないので」と胸の内を明かした。プロ入りから8年間、在籍しているチーム。愛着がある。

納得した形で

 残留か、FA移籍か―。去就が注目されている。本人は長い年月を費やして取得した権利の重みを理解した上で、慎重に言葉を選び「ファイターズと代理人の話がまとまれば、すぐに答えは出ると思うんですけど、今は話し合いをしているので、静かに待っている。僕も納得した形でみなさんに伝えたい。適当なことは言えない。時間がたてば、答えられると思うので、もう少し待っていてほしい」とファンに呼びかけていた。

国内FA獲得の加藤貴 熱意伝わった3度目交渉「良い言葉をもらった」
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