日本の昔話には、よくオニババや山姥が出てきます。
たとえば、山にひとりで住む山姥が、ときおり道に迷った小僧さんを夜中に襲う話があります。
私の子供たちが小さかったころ、夜寝る前に、昔話をよく読んであげていましたが、
「ざらんざらん、べろんべろんと小僧さんの尻をなめた」などという表現が、
子供向けの絵本に出てきて、ぎょっとしたのを覚えています。